サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う--レビュー

作品概要

作品名 サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-
メーカー
発売日 2015/10/23 
シナリオライター SCA-自、浅生詠
原画家 基4% 、 籠目 、 狗神煌、 硯、月音、 砌煉炭
声優 五行なずな、澤田なつ、 早瀬ゃょぃ、 萌花ちょこ、藤森ゆき奈


メーカーリンク:
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※成人指定ゲーム(18歳未満プレイ禁止のゲーム)のレビューになります、18歳未満の方は閲覧しないようご注意下さい

総括

シナリオ 10.0/10.0
テキスト 8.5/10.0
キャラクター 10.0/10.0
主人公 10.0/10.0 
CG 9.0/10.0
声  8.0/10.0
サウンド 10.0/10.0
システム 6.5/10.0
エロ 8.0/10.0
総合 9.5/10.0

コメント

注意)↑のセリフをクリックすると音声が出ます※主人公の台詞

シナリオ/テキスト

シナリオについてはネタバレとか云々じゃなくて、作品のテーマ的な意味で何を言ってもダメな気がしてコメントに困る…。
大雑把にテーマを言うと公式でも言っているように『幸福の先への物語』で集約されるのかな。それらを死生観や哲学や芸術そして文学を絡めて伝えてきます。
こう書くと小難しいのかな?ハードルが高いのかな?とか思われちゃいそうだけど、作品のテーマが一貫して強くブレがないので、学のない自分でも理解というか伝えたいことは伝わったと思います(多分

色々な分野からの引用が多いのですが、根本にあるのは作中のキャラクター達が自ら紡いだ言葉ですので、こういった作品に良くある難しい言葉だけで薄っぺらいというのもなかったです。
こういうテーマ性が強い作品は受け入れられるか受け入れられないかの極端な2択になりがちなので、万人受けするかは正直難しいかな。自分の場合は受け入れることが出来たのでやっぱり好評価になります。

シナリオの構成については、Ⅵ章迄の章仕立てで、Ⅲ章迄はヒロイン個別のルート、Ⅳ章からⅥ章がトゥルールートって感じかな?ヒロイン個別についても多少順番が決まっていて、例に漏れず徐々に物語の確信に迫るような形になっています。
プレイ時間はざっと40時間ぐらいかな?序盤が結構ダレルところもあるんだけど、中盤以降はぐいぐい引っ張られる(何に

テキストについては、一言で言って美しい。綺麗事って意味じゃないんだけど、キャラクターそれぞれの意思・考えが良くも悪くもブレがない(成長はあるけど)ので説得力があります。
マイナス点としては、日常のギャグとか下ネタが若干寒い所があってテンポを崩すケースがままあるところかな。まあ個人的には味の一つとして全然受け入れられましたが、冗長になる要因にもなるので、駄目な人は駄目かと。

キャラクター/主人公

ヒロインについては公式ではメインが5人。
敢えて公式って言ってるのは隠しヒロインがいるとかそういうことではなく…さすがにこれはネタバレになるんでホントやってみてください

シナリオ/テキストでも述べたように、ヒロイン5人には個別に独立したルートが存在しているけど、敢えて内容には触れずキャラクターの紹介だけにします
以下ヒロインと主人公の紹介

鳥谷 真琴:所謂委員長属性的なキャラクター。負けず嫌いででも優しい…ツンデレのテンプレかよ!っていうのは表だけの話。かなりの才女何だけど周りが天才ばかりで少しパッとしない…でも何かそんなところも彼女らしいかな。かなり序盤に重要なことが明かされたんだけどシレッと出てきたんでさすがにびびった(笑)
デッサンのシーンは良かった(ヌードではない

御桜 凛:ヒロインなのにチート枠。物語を進めれば進めるほど天才としての片鱗を見せてくれる人。ヒロインなんだけど、主人公に対する想いとか含めてある意味一番ユーザー側の立場にいるキャラクターなんじゃないかなぁって思ったり。直哉との問答には痺れた。
エロ本収集癖には盛大に笑った。

氷川 里奈:自称精神的妹。最初なんじゃそりゃって思ったけど、理由を知って笑ってしまいました。そりゃ直哉がいかんわ。忘れるなYO。後輩キャラだけど一番の巨乳。作中で明かされるサイズはG。こちらも天才枠。凛といいヒロイン勢おかしい。ルートによっては百合展開もあるし優遇されてるぅ(震え

夏目 雫:胸のないヒロインその①。そしてまさかのエチー枠…。先生この子だけエチーシーンがダントツで多いよ。大きく分けて立ち絵が2パターンあるという優遇っぷり。テキストのセンスが独特過ぎてやばい…近年多くはなってきたけど、それらの中でも群を抜いて肉食系ヒロインだと思う。第Ⅳ章へとつながる個別ルート最後のヒロインというだけあって色々な謎が明かされます。正直親父にもっていかれちゃった感はちょっとある。

夏目 藍:胸のないヒロインその②。メインヒロインの中では一番年上だけどロリ枠(何をいっているのかわからない)体は小っちゃいけど包容力は半端ない。頭撫でられて良い子いい子してもらいたくなる…。ぶっちゃけ明確なルートはないといっても良いんですけど、ある意味最後まで、本当の本当の最後まで一緒にいてくれるヒロイン。
最後までエロシーンがないかと焦ったぜ(滝汗

草薙 直哉:主人公。名作には良主人公という多分に漏れず最高の主人公。モテるけど鈍感で童貞というハーレム気質なというと良くあるテンプレみたいですけど、彼の生きざまを見てるともててもしょうがないな…俺が男でも惚れるわというわけのわからない衝動に駆られることもしばしば。
ここまで慈愛、博愛の主人公もなかなかいないよな…。
このゲーム『草薙 直哉』の『幸福の先への物語』なので、終始彼の物語。
苦悩して悩んで、でも前に進んでまた挫折して、それでも最後まで自分を貫く姿勢は本当に心を打った。親父との絡みは終始涙腺が揺るぎましたわ。

サブキャラクターについても、親父の草薙健一郎、親友の夏目 圭、川内野 優美とかキャラクターが立っていて、声付のキャラクターで捨てキャラっていうのが本当にいなかった。

CG

CGは複数原画なので、シーンによって立ち絵担当の絵師と違う方が描いてそうな一枚絵もあったりでちょっと良し悪しはあったかも。
でもそれらを吹き飛ばすようなハイセンス(語彙力不足)な絵、特に各エンディングスタッフロールのバックで流れる絵がルート毎に違うんですが、各ルートのテーマに沿ってたものになってて良かった。
特に好きなCGは、横たわる櫻、第Ⅲ章の親父のシーン、第Ⅳ章のオランピアのシーンかなぁ。特にオランピアのシーンは美しすぎて鳥肌たた。

声/サウンド

声はヒロイン皆あってて良かった。好きな声優さんばっかりだったので補正はあるかもしれないけど。特に良かったのは鳥谷 真琴役の五行なずなさんかなぁ。後川内野優美役の大花どんさん好きなんで久々に聞けて耳幸せ。

サウンドは歌、BGM含めて全て良かった。シーンありき、物語ありきの内容だったので特にマッチしました。
オープニングはクリアした後に再度聴くといろいろとわかったりすることもあって鳥肌立つ。
でも特筆すべきはやっぱりエンディング曲かな?すば日々でもそうだったんだけど、各エンディングのスタッフロールで流れる曲は全部違うんだよね。CGの欄でも述べたけど、歌もルートのテーマに沿ってて、絵と合わせて相乗効果が凄いことになってる。
実は結構スタッフロールってスキップしちゃうたちなんだけど、これは全部最後まで飛ばさずに見れた。

システム

コンフィグ的な意味では基本的なところはそろってる。
メッセージスキップが遅いのがちょっと。普通の尺のゲームならまだよかったが40時間に及ぶ大作、そして共通ルートを何度もプレイする必要があることもあり、スキップ速度を早くするか、シーンスキップを導入した方が良かったと思う。

エロ

エロについては所謂シナリオゲームとしてはエロい方かと。
特に雫とか雫とか雫とか。
1枚絵についてはシーンによってばらつきがあるって言ったけど、エロシーンの絵はクオリティが高かった気がする。…基本皆可愛い系のヒロインなんで、何だろ巨乳とのギャップが何かよかった(雫、藍除く

小並感想(ちょいネタバレあり)

発表から11年経って世に出た名作。まだかまだかと待っていた甲斐があり、個人的には満足出来る素晴らしい作品だった。エロゲやってて良かったと思うと同時にこれだからエロゲはやめられないと心から誓うのでした。
素晴らしき日々で語ったテーマの更にその先を謳った本作ですが、なるほどなぁーと。
本当はテーマについて色々とネタバレも交え考察したり語りたいんですけど、それは別の所でやりますわ。

本作ですが、個人的にはテーマとしては一区切り出来ていると思うけど、ただ一方で第Ⅵ章やってるとわかるんだけど、解決していないこともあり、作中で続編の可能性も示唆されている。
どっかのインタビューで言ったのかな?次回作は出るとしたら『櫻ノ刻』になるそうな…。11年まったんだし次も11年ぐらい待つよと言いたいけどさすがに歳なんで、せ、せめて3年で完成させて下さい(土下座




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